◆ガンマナイフ治療とは(メリット) |
◆ガンマナイフ最新機器「Icon」の特徴 |
◆ガンマナイフ治療の流れ |
◆めざましい治療効果・回復力 |
◆スタッフ紹介 |
◆ガンマナイフ外来 診療担当 |
◆ガンマナイフ治療をご希望の方へ(ガンマナイフに関する問い合わせ) |
この度、大隈病院ガンマナイフセンター長として赴任いたしました。前センター長の木田先生の業績を大切にしながら、新たな地平を拓いていきたいと思います。
ガンマナイフ治療は、今は転移性脳腫瘍を中心とした腫瘍性病変が、70%近くを占めています。その多くは悪性腫瘍です。当院でも同様です。
転移性脳腫瘍の半分以上は肺癌ですが、肺癌はじめ、原発腫瘍の治療が進歩し、生命予後が著しく改善しています。したがって、以前にも増して、その治療が大切になってきています。我々は、「転移性脳腫瘍では絶対に死なせない」との思いで、丁寧で、優しい治療をモットーとして、副作用、後遺症の少ないガンマナイフ治療を提供したいと思っています。
また、当院が以前から得意としている、脳動静脈奇形や聴神経腫瘍、三叉神経痛などの治療も今まで以上に頑張って取り組んでいく決意です。
本年(2022年)、ガンマナイフ治療機を新たに更新し、Iconという治療機を導入しました。これにより、以前からのフレーム固定に加え、マスク固定も選択可能となり、より負荷の少ない治療が可能となりました。
大隈病院のガンマナイフ治療が、名古屋を中心とした東海地方、さらに遠方の患者様の苦痛軽減に貢献できればと、スタッフ一同願っております。
大隈病院ガンマナイフセンター長 小山一之
ガンマナイフ治療は集中的放射線治療を目的として開発された定位放射線治療装置です。
頭部をしっかり固定して正確に病巣を狙い、患者様の意識がある状態で、ガンマ線を用いて低侵襲で治療します。外科的処置・手術は一切行いません。
ガンマナイフの対象となる主な疾患は、脳腫瘍と脳動静脈奇形です。特に、ガンマナイフ症例の約7割を占める転移性脳腫瘍は、今後高齢化社会において増加していくと予想されます。
非常に微細で高度な(0.1mmほど)精度で患部を身体の外部から狙う治療です。
システムが完全自動化され治療精度が向上し、一回の操作でより正確な治療を実現しています。また、頭蓋内のほとんどの部位をカバーし、これまで治療できなかった眼科、耳鼻科領域の疾患の治療も可能となりました。
体への侵襲が軽く、感染症や合併症のリスクはほとんどありません。また、放射線防護・放射線遮蔽能力が高く、患者様の安全性の向上を実現しています
ガンマナイフの一般的な治療期間は、3日間です。また、剃髪の必要もないため、ほとんどの方がすぐに日常の生活に復帰しています。
ガンマナイフ治療の適応疾患の大半は、健康保険が適用されます。自己負担3割の患者様の場合、1回あたり約18万円で治療ができます。
費用については、お気軽にお問い合わせください。
ガンマナイフセンターフリーダイヤル:0120-65-2115
(対応時間:8:30~17:00 月~金)
◇良性腫瘍:髄膜腫、頭蓋咽頭腫、血管芽腫、聴神経腫瘍、脳下垂体腫瘍、神経鞘腫
◆悪性腫瘍:転移性脳腫瘍、神経膠腫、軟骨肉腫、脊索腫
◇脳血管障害:脳動静脈奇形(AVM)、海綿状血管奇形、硬膜動静脈瘻
◆機能的疾患:三叉神経痛、舌咽神経痛(保険適用外)
マスクを使用することで、フレームピン固定による疼痛を緩和することができ、1回照射では難しい大きな腫瘍やリスクの高い部位近辺の腫瘍に有効な分割照射も可能となります。
照射中、リアルタイムで頭部の位置を監視することで、マスク固定でも高い治療精度と信頼性を保つことが可能となります。
治療前に計画した治療計画とコンビームCTの画像を患者様の位置に合わせて、自動補正することで、正確な照射が可能となりました。
2015年から難治性三叉神経痛も保険適応となりました。
数ある放射線治療装置の中で、ガンマナイフが唯一認められたことになります。
開頭手術が受けられず、鎮痛剤の副作用で苦しんでいる患者様に朗報となりました。高齢の方でも治療が可能です。100歳近い方でも治療を受け、日々悩まされる痛みが改善されることが多いです。
痛みを我慢せずに、当院ガンマナイフセンターにご相談ください。
14:00 1階受付で入院受付してください。受付後、2階待合室でお待ちください。入院に必要な検査のご案内をさせていただきます。(治療に必要な検査によって、ご案内時間の変更があります)
・・・・・検査・・・・・・
検査後 固定方法、治療時間等をご案内いたします。
治療直前に撮影し、ターゲットの形や大きさ、位置を確認します。
画像を元に患者さんに適した治療計画を作成します。
通常1~2時間で終了します。(マスクの場合は1時間以内の照射となります)
午前中 退院となります。
治療後1年以内は3ヵ月毎、以後は6か月毎に定期検査・経過観察を行います。
主に神経症状のチェックと画像診断にて効果・変化を確認いたします。
また、必要により追加の処置、治療を行います。
<所属学会・専門医・資格>
・日本医学放射線学会
・日本放射線腫瘍学会/放射線治療専門医
・日本ガンマナイフ学会
・日本癌学会
<所属学会・専門医・資格>
・日本脳神経外科学会
・日本脳神経外科コングレス
・日本放射線外科学会
・日本定位放射線治療学会
高精度放射線治療センター センター長(新百合ヶ丘総合病院)
<所属学会・専門医・資格>
・医学博士
・日本脳神経外科学会/脳神経外科指導医/脳神経外科専門医
・日本医学放射線学会/放射線科指導医/放射線科専門医
・日本放射線腫瘍学会/放射線治療専門医/代議員(-2020)
・日本救急医学会/救急科専門医
・日本がん治療認定医機構/がん治療認定医
・日本医師会認定産業医
・日本定位放射線治療学会/世話人
・日本放射線外科学会/世話人
・日本ガンマナイフ学会/理事
・ガンマナイフ治療計画勉強会/世話人
・ASTRO (American Society for Radiation Oncology) 会員
・ISRS (International Stereotactic Radiosurgery Society) 会員
・AANS (American Association of Neurological Surgeons) 会員
・第4回日本放射線外科学会/会長(2013年1月,名古屋)
・第4回 日本アクロメガリーフォーラム奨励賞(2008年)
・The 8th Novalis Circle Conference(Munich) Poster Winner(2018年)
<所属学会・専門医・資格>
・医学博士
・日本脳神経外科学会/脳神経外科専門医
・日本脳神経外科コングレス
・日本ガンマナイフ研究会
・日本放射線外科学会/世話人
・日本定位放射線治療学会/世話人
・第2回アジアガンマナイフ研究会、第14回日本ガンマナイフ研究会/会長
・第20回日本定位放射線治療学会/会長
<論文・著書>
・ガンマナイフの臨床(監修) メディカ出版 (2008)
・Functional Aspects of Radiosurgery(監修) Neuron Publishing Co (2010)
・Radiosurgery for symptomatic cavernous malformations
・A multi-institutional retrospective study in Japan. Surgical Neurology International (2015)
・頭蓋内硬膜動静脈瘻のガンマナイフ治療 脳神経外科ジャーナル(2008)
・頭蓋咽頭腫のガンマナイフ治療 長期成績について 脳神経外科ジャーナル(2007)
・顔面神経鞘腫のガンマナイフ治療 脳神経外科ジャーナル(2015)
・下位脳神経鞘腫のガンマナイフ治療 脳神経外科ジャーナル(2015)
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
10:00~11:00 | - | - | - | - | 森美雅 |
14:00~16:00 | 松下康弘 | 小山一之 | 岡本奨 | 小山一之 | 松下康弘 |
※初診の方は、14:00~14:30となります
※土日・祝祭日を除く
※完全予約制となります
ガンマナイフセンター(直通)
◆紹介状、MRIまたはCTなどの画像データをご準備の上、当院にお問い合わせください。
Fax: 052-982-8857
Mail: gk@ookuma-hospital.or.jp
当院では、AI問診システム(Ubie)を導入しております。
以下のURLより、来院前に問診を行う事ができるため、院内の滞在時間の短縮・より正確な問診の実施を可能としております。
ぜひとも、ご利用くださいませ。