放射線科

望まれる良質な医療を提供します

放射線科は、病気や怪我の診断に役立つ画像を撮影・作成する部門です。レントゲン、CT、胃透視、骨密度の検査や、放射線を使わないMRIやエコーの検査を行っております。診断価値の高い写真を常に提供できるように心がけ、いつ救急の患者様が来院されても対応出来ように体制を整えています。

主な医療機器

一般撮影装置(2台)

・X線を用いて、胸部の状態や骨の状態を確認するための写真撮影を行います。CTやMRI検査などと比べて、撮影時間が短いため、全身を素早く確認することが出来ます。

・様々な体位を必要とする撮影であるため、苦痛のない撮影を心がけております。

・X線被ばくの基準としているDRLs2020より低い線量を使用し、妊婦や幼児などの患者様にも安心して検査を受けていただけます。

CT装置(1台)

・人体のまわりを360°回転して撮影し、得られたデータをコンピュータで解析・計算をして、様々な画像を作成することが出来る装置です。

・当院では64列のCTを採用しており、撮影時間が短縮され、息止め時間の短縮など患者様の負担を軽減しております。

・当院では、64列CT(GE社Optima660)を採用しており、冠動脈や脳血管など、詳細に確認出来る3D-CTAなどの検査も行っております。

・ワークステーションを利用して、整形外科領域の脊椎や四肢の3D構築も行っております。

MRI装置(2台)

・MRIとは磁気共鳴画像の頭文字を取ったもので、放射線は使用せず、磁気と電波を利用して画像化します。全身様々な部位を検査することが可能で有り、急性期の脳梗塞や脳動脈瘤、関節痛などの精査に有用です。

・当院では、2台のMRI装置(GE社MR Signa Explorer 1.5T、Philips社Ingenia 1.5TCX)を採用しており、緊急のMRI撮影に素早く撮影出来る体勢を整えております。

・脳血流を評価するパーフュージョンや生体内の分子の種類や成分などを調べるMRS、腹部(消化器)領域においては、MRCPやEOB検査など、専門的な検査を幅広く行っております。

血管撮影装置(1台)

・カテーテルと呼ばれる細い管を目的の臓器へ挿入し、造影剤を使用して、血管の状態を確認する(血管造影)際に使用する装置です。

・心臓や頭の血管の状態確認や心筋梗塞、脳動脈瘤、急性脳梗塞の治療にも使用します。

・当院では、GE社Innova IGS630を使用しております。血管撮影では主流のバイプレーン装置を導入しており、造影剤・被ばくの低減が見込まれ、患者様の身体的負担を軽減できます。

・回転DSAより、血管の3次元画像処理が可能となり、より詳細な血管撮影が可能です。

骨密度測定装置(1台)

・GE社のPRODIDYを使用しており、低被ばく&高精度のDEXA法という手法を使い、骨の強さ(骨密度)を測定します。

・当院では、骨粗鬆症のリスクが高い腰椎と股関節の骨より骨密度を評価します。

・検査により、骨粗鬆症の早期発見・予防が期待できます。

・検査時間は5分程度で、検査台で寝るだけで終わります。

X線-TV装置(1台)

・微量の放射線を使用して、体の中を透視して検査します。

・健診でもおなじみの胃バリウム検査や大腸カメラの検査の補助、気胸や胸水の治療を目的としたドレナージ、嚥下機能の評価など様々な検査・治療に用いています。

・当院では、島津製作所社FLEXAVISONを使用しており、大視野FPDや③種類のBHフィルタにより、高画質と被ばく低減を実現しております。

超音波装置(1台)

・体内に超音波を発信して、その反射波を用いて、体内の病変を調べる装置です。

・腹部(肝臓や胆のう、腎臓など)や血管(頚動脈や下肢静脈)の観察・診断を行うことが出来ます。

・診断以外にも、エコー下の穿刺や部位の確認など、各科の治療・手術のサポートも行っております。

・MRIと同様に、放射線を使用していないため、被ばくの心配はございません。

スタッフ

診療放射線技師10名(男性9名、女性1名)

2021年9月現在

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