座談会と働くスケジュール

出身も経歴もさまざま。いろいろな看護師がいるからこそ活躍できる病院です。

大隈病院に入職したきっかけは? 

加藤 : 私は学生採用です。今はもう学生の採用はしていないですが、当時は学生でも募集していて寮も完備されていたので、ちょうど卒業間近という時期に就職して、ずっと働いています。スタッフも仲が良くて楽しいので、この人たちを残して退職というのも考えらなくて

中村 : 前職は大きな総合病院の手術室でした。病棟の経験もあった方がいいというアドバイスをいただいて、もう少し落ち着いたところを探していました。見学した中で一番雰囲気が良く、条件も合ったので転職しました。入職して3か月です。仕事はとっても忙しいです。外科病棟に配属してくださったのですが、それでもやっぱり業務が違って、こんなにたくさんの患者さまの情報を整理しながら看護することに、ただただ圧倒されている状況です。ほとんど新人状態のところを受け入れてもらって、先輩が面倒を見てくださるのでありがたいです。

伊藤 : 私は看護学校を卒業して、新卒で入りました。総合病院のように大きいところよりは地域に根差した病院がいいなと思っていたので、大隈病院に決めました。いま2年目ですが、勉強している先輩が多くて気軽に質問もできますし、いろいろな病院の教え方や人それぞれの看護観を学ぶことができて、目標とするところがたくさんあるのでいいなと思っています。患者さんの数が多かったり、重症度が高かったりすると「大丈夫?今どこまで進んでいるの?」と確認やフォローをしてくださるので助かります。

鈴木 : 私は大阪で7年ほど働いてから、結婚を機に名古屋に移ってきました。2009年に就職したので7年目になります。土地柄が違って最初は戸惑いましたが、すぐに慣れました。

加藤 : スタッフみんなが仲良く協力し合っています。みんな元気で、すぐ仲良くできる。はじめは皆さん緊張されていますが、すぐに溶け込めます。何かあっても、みんなで話し合って良くしていこうという雰囲気があります。付属の看護学校があるわけではないので、どこかで経験されて、転職される方も多いです。もちろん新卒で就職してくださる方は大歓迎で、手取り足取り教えるので一緒に働いていきたいです。

中途の方が持っているスキルを共有していただけると病院もよくなっていきますし、患者さまへのケアの質も上がりますので、ぜひそういう方に来ていただきたいです。キャリアアップを目指している方には、当院の特色のひとつである脳神経外科やガンマナイフの看護に挑戦できます。他の病院から就職される看護師も多いので、いろいろな看護を深められるのではないかと思います。

働き方もいろいろ。これから結婚を考えている方も子育て中の方も大歓迎!

 入職してみて、働き方などにギャップはありましたか?

鈴木 : 私は子育て主婦というカテゴリーに入りますが、長く続けてこられた大事なポイントがあります。

2人子どもがいますが、2回とも産休・育休をしっかり取らせてもらい、1人目の妊娠中に病気に罹った時も病休を取れるなど、手厚い福利厚生がありました。1人目の育休から復帰した3か月後に2人目を妊娠したのですが、周りのスタッフが嫌な顔ひとつせず助けてくれて、2人目もしっかり育休を取って戻って来る、ということができてしまいました。子育てしながら働き続けられる環境が本当に助かっていて、このありがたい環境を離れることは考えられないです。子どもの体調で急に休みが必要になったり、夜勤ができなかったり。でも、そういう働き方を受け入れてもらっています。同じような方が一緒に働いていることも嬉しいです。

加藤 : 独身の方だけが働いている病院ではなく、家族をもっている方も多いので、そのための環境を整えて「大隈病院はいいな」と思ってもらいたいです。環境の良さから繋がりができて、他の病院で働いている方にも「大隈病院はこういうところだよ」という良いイメージを持ってもらえることもあるので、なるべく希望を叶えたいと思っています。

小さいお子さんだけでなく中学生くらいまで大変なのかな、と思います。時差出勤の方もいて、同じ8時間勤務でも8:30~17:00など、時間をずらして出勤することもできます。愛知県の文化ですが、旗当番の日があり、月に何回か当番が回ってきます。その度に「勤務できない!」ではなくて、「今日は旗当番だから、定時は17時だけどその分ずらして」と事前に伝えてくれれば、それくらいは融通が利きます。

鈴木 : 子どもに熱が出たらどうしようかな…とか、いろいろ考えますよね。でも、いつも融通を利かせてもらって。ありがとうございます、この場をお借りして。

加藤 : 「~ごときで」というのも良くないですが、旗当番で有休を使うのはもったいないですよね。それくらいなら、みんなが協力すれば何とかなるんです。欠勤にさせるのも管理者としてすごく申し訳ないし、独身の方たちも家の事情というのは出てくると思うので、家庭の事で10分15分遅れた分は時間をずらして働いてもらえればいいと思います。

家の事でどうしても休むという場合も、お互いに仕事を割り振ったり、誰かが代わりに出勤したりというのを、自分たちから言ってくれるのでとても良い雰囲気ですね。

夜勤は月に45回のペースで、多い方は夜勤専従として勤務してもらっています。

伊藤 : 休暇も取れます。夏休みはひとり3日間で、ほぼ希望通りです。毎月の休みも、ひとり数日の希望が出せて大体通っています。

中村 : 休みの希望は出しやすいです。「シフトの休み希望はなるべく通そうと思っているから」と言ってくださるので。だめかもしれないけど一応出しておこう、という感じです。

朝は時間通りに出勤しています。前の日に情報を整理したり準備しておくと、時間通りでも大丈夫なんです。自主的に早めに出勤される方もいますが、どうしても早く来ないと仕事が終わらないとか、早く出勤してと言われることもなく、自主性に任されています。ただ、私はまだまだ仕事が遅くて18時くらいに終わるので、帰宅も遅くなってしまいます。先輩は時間通りに終わっているので、時間管理が課題の1つです。

昼休憩は交代の時間は決まっているので、時間になったら「やる事あったら引き継ぐよ」と声をかけてもらっています。多少時間がずれたりもしますが、ちゃんと休めています。

伊藤 : お昼は、お弁当を作ってくることもありますが、病院の食堂も利用しています。本来400円くらいの食事に、補助が出て200円くらい。おみそ汁が無料なので、お弁当を持って食堂で食べている方もいます。食堂はいろんな方が利用していますよ。

アットホームで顔のわかる距離感。他職種が連携してチーム医療を実践しています。

職場の雰囲気はどうですか?

加藤 : コ・メディカルの方々も、疲れた顔をしていれば声をかけてくれたりしますし、部署が違っても仲がいいんです。忘年会や新年会の参加率も良いですし、アットホームな雰囲気を感じますね。

鈴木 : 大病院だとなかなかないと思いますが、当院は内線表に全員の名前が書いてあって、どこに誰がいるというのが一目でわかります。スタッフの名前を覚えることができて、何かのときに相談したり、連携しやすいです。

私が配属されている療養病棟は、リハビリ科との連携がとても多いです。リハビリスタッフが充実していて、ST3名もいるんです。嚥下や言語の訓練をしながら、理学療法や作業療法も並行してできます。しょっちゅうリハビリで患者さまを連れ出されますが、そのリハビリが手厚くて、たとえば患者さんのトイレ訓練を看護部の中だけで行うのではなく、リハビリ科にもお願いして動作訓練に入れてもらったり。

伊藤 : 看護部だけでなくリハビリ科、薬剤部、診療情報管理課など、いろんな方が患者さまのために声を掛け合って連携をとろうとしています。全員でひとつの目標に向かっているというのがわかるので、達成できたときにやりがいを感じます。

中村 : 私はいままで手術室という限られた空間で働いていたので、薬剤師さんがこんなに病棟を出入りしていることや、リハビリにも初めて触れて、人との関わりが増えたのが嬉しいです。規模が大きすぎないので、名前はわからないけど顔は見たことがあるというような人も多く、患者さまの事で何かあった時にきっと声をかけやすいだろうな、と思います。

加藤 : 患者さまの回復過程を一緒に経験できるのは、やりがいになりますよね。「こんなに重症だったのに」って。初めに患者さんが障害を受容できずに反発しているところから、看護師のアプローチによって変わって、退院の時に大変さを分かち合えることが嬉しいです。心が挫けた時から支えて、日々の関わり合いの中で回復していく。ひとつできるようになったら、ふたつみっつとできることが増えて、それを一緒に見つけていく楽しさが大きいです。もちろん看護師ひとりではできないことで、チームで共有して、上手くいった時はやりがいを感じますね。

病院の全職員で患者さまを退院までサポートしていくためにも、相互に助け合いが大切だと思います。それぞれの専門分野で協力することで、患者さまが良い方向に向かって…。患者さまが退院しても、病棟にあいさつに来てくれることも多くて、励みになります。

鈴木 : 退院しても患者さまが私の名前を憶えていてくださって。日々私たちが患者さまとコミュニケーションを取るために名前を呼んだり、何ができるか一生懸命取り組んでいることが伝わっているのかなと思います。

綺麗な病院!福利厚生も研修も充実しています。

 大隈病院のおすすめポイントを教えてください!

中村・伊藤 : 病院が綺麗になりました!

伊藤 : 病室も広くなって、大部屋の定員が6名から4名になり、それでもスペースが広くなったと思います。患者さまの療養環境もよくなって、病院が綺麗だとやっぱり気持ちがいいです。

加藤 : キャリアアップしたいという方も、勉強できる病院ですよ。

脳神経外科は救急を24時間365日体制で受け入れているので、医師も看護師も大変です。PHSがいつ鳴るかという不安を抱えながら、患者さまが急変した時の対応もしなければと考えると、ずっと緊張感が続きます。でも、そういう環境を求めて大きな病院から転職する方も多いので、その分野の知識が蓄積されて、良い看護が提供できるようになればと思います。

中村 : 勉強会に力を入れていると院長先生がおっしゃっていました。私も入って3か月ですが、いくつか研修に行かせてもらいましたし、しかもそれが勤務時間内なので助かりました。

鈴木 : 駅からのアクセスもよいので、通勤しやすいですよ。風邪を引いたり、体調が優れないときは、勤務中でもすぐに外来を受診できます。医療費は補助が出ます。体調管理は常にできます。インフルエンザのワクチン接種もしてくれて、予防してスタッフを守ろうとしてくれる姿勢が嬉しいですね。

中村 : 医療費が無料というのはありがたいです。私は花粉症なので、年が明けたらお世話になりそうです。

加藤 : みんなが仲良く、アットホームな雰囲気なので、ぜひ一緒に当院で働いて欲しいです。見学だけでも、ぜひ問い合わせてみてください。 

看護師の1

夜勤の看護師に大切な情報を引継いで、最後にラウンド。

8:30出勤。白衣に着替えて、明るく挨拶!申し送りを受けます。
8:40電子カルテに目を通し、今日の予定やプランを確認します。
9:00点滴や内服薬をミスがないようダブルチェックし、検査の準備をします。
9:30患者さまの検温や清潔ケアを行います。
11:45昼食の配膳と、必要な方には少しでも召し上がれるように介助をします。
12:30食後の内服や口腔ケアを行ったら、交代で休憩に入ります。
ランチは同僚と一緒に食堂にいったり、休憩室でとります。
13:30時間ごとに身体の向きを変えたり、点滴を交換します。
14:00入院の受付・準備を行います。
16:00電子カルテに記録を入力します。
17:00夜勤の看護師に大切な情報を引継いで、最後にラウンド。
17:30勤務終了。
早く終わった日は、仲良しの同僚や同期と食事に行ったり、習い事に行ったりします。

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